さよなら、ナローボディ・・・

 GTAというと外皮がアルミ(正確にはジュラルミンです、アバルトとはちょっと違う)ですから、普通の板金屋では引き受けてくれません。特にシルを取り替えるためには、前後フェンダー下部を切開し交換します。鉄ボディであればその部分は切り継ぎ(ハーフパーツがありますね)すればいいだけですが、アルミはそう簡単ではありませぬ。アルゴン溶接で出来ないことはないのですが、実際に走行していると金属疲労でその周囲が必ず割れるのです。で、フェンダーそのものを全部新しい物へ変えないといけないというメッチャ恐ろしいこと(当時前後4枚で100万近く)になります。おまけに現在入手できる新しいフェンダーはフツーの生アルミでヘナヘナ(オリジナルはジュラだからかなり硬いのよ、コルサは別やけど)ですぐへこみやすいというシロモノです。それに比しオタフクフェンダーはFRPで前後セットで12万ぐらい。この時点でオタフクに変身することが決定しました。
さて、じゃあ、どこでやってもらうか、コレが一番問題です。まずレストア相場がサッパリ判りませんので関西で有名なファクトリーを尋ねたのですが、最低でもビックリする見積もりで開けてみないと判らんと青天井な話でした。他でもあまり歓迎されない状態で関西では無理なのか?思案しておりました。そこに一筋の光明が。懇意にしているアルファディーラー店長に相談すると引き受けてくれるところがあるとのことで、ちょうど3年前の2007年5月2日に旅立っていったのでした。
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 これは幻の2006イタジョブ仕様。この顔は10ヵ月ぐらいでしたが、走っていると子供達には大受けでした(爆)。
 
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                ドナドナ~