エンジンオーバーホール2

2番のビッグエンドのメタルは地金が出て、ジャーナルも傷だらけ・・・
診断通りでした。で、Yメンテで組んでもらうことになったのですが開けてビックリ!
ちゃんと刻印のある(アルファファクトリーの)エンジンだったのですが、実はオリジナル1300GTAのブロックではありませんでした。
ノーマルの1300用ブロックにファクトリーで使っている刻印で番号を入れて、ノーマル1300スリーブ(直径74mm)を無理やり78mmまでボーリングして(1300GTAは78mm、そりゃシリンダー壁はペナペナ)ハイコンプピストン(AE製、9.6ぐらい?)を入れてあったのです。クランクはノーマル1300用でした(フルカウンターじゃない、泣)。外見はまったく1300GTAエンジンそのものでしたが、確かに本来マグネシウムであるべきカムカバーやオイルパンなど一切僕のGTAには付いていませんでした。どうもGTAに詳しいメカが造った由緒正しいパッチモーニツインプラグエンジンのようでした(笑)。なんせGTAの見識では右に出る者はいないF尊師ですら気が付かなかったのですから、当然素人の僕には判る訳もなくこのエンジンを造ったメカ(イタリア人?)はこの話を聞けばほくそ笑むやろねえ。
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注)1300GTAはブロックの普通刻印を打つところはブランクでミッションの継ぎ目のリブに刻印を打つのです。シングルプラグの場所とは違うのよ。1600は知りませ~ん。